30代はお肌の曲がり角という言葉をよく耳にしますが、実感している人も少なくないのではないでしょうか。
10代、20代の時と同じような手入れをしてるつもりでも肌が荒れたり、シミが出来ていたり、子育てや仕事や忙しくなかなか対策もできないですよね。
そんなお肌の悩みを抱える人に今回ぴったりの30代女性の肌の悩みと理想の肌についてまとめました。
予防策などもいくつかご紹介するので、良いと思うものを積極的に取り入れてみてくださいね。
30代女性の肌の悩みと理想の肌とは?
まず30代女性の肌の悩みTOP5がシミ、カサカサの乾燥肌、毛穴の開き、ハリ・弾力がなくなる、シワがきになるです。
あなたの悩みはこの中のどれでしょうか?
1つに限らず、2つも3つもあると危機感を感じて悩む人もいるのではないでしょうか。
まだ諦めるには早いです!!!
「目指すべき30代の理想の肌」について説明しますので、理想の肌に近づくべく頑張りましょう。
30代の理想の肌は「卵肌(たまごはだ)」と言われる毛穴の目立たない肌理の細かい、健康的な艶々の肌の事です。
卵肌のポイントは3つあります。
①肌に細かいキメと潤いを与えよ
②肌の透明感を持て
③肌にハリと弾力を取り戻すべし
細かく見ていきましょう。
①肌に細かいキメと潤いを与えよ
理想の水分量は40%と言われています。
そこで最も大切なプロセスは保湿です。
保湿にはメリットはたくさんあり、肌のバリア機能を回復させ水分不足を解消し、小じわができにくくなることにより、繊細な肌キメを入手し、いつまでも若々しい肌をキープできる事などが代表例ですね。
②肌の透明感を持て
肌に流れる血流がスムーズであることが不可欠で、肌のリセットに大切な役目の「肌のターンオーバー」を促進することが美肌への1歩です。
※肌のターンオーバーとは、肌の表皮は内側から、細胞が分裂しながら、徐々に形や構造を変えて肌表面へと押し上げられていき、最後には垢としてはがれ落ちます。
この一連の動きの肌の生まれ変わりを意味します。
③肌にハリと弾力を取り戻すべし
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸という真皮層を構成する3つの成分がバランスよくあると、肌はハリと弾力のあるベビーフェイスのようなもっちもちの肌に近づきます。
30代女性の肌対策
30代が肌をきれいにする方法は3つ
それでは30代の悩み多い女性の肌ケアでおすすめの順にご案内すると、「スキンケアの見直し」、「紫外線対策」、「栄養のバランスよい食事」が大切です。
スキンケアの見直しは、①シミ、②乾燥肌、③毛穴、④ハリ・弾力、⑤シワのTOP5の肌トラブルに対処できるからです。
スキンケアの見直し
【ポイント①】洗顔料は保湿剤が配合されたものを選ぶ
ポイントの理由は、洗顔後も肌のうるおいを保ちやすくして、保湿剤が配合されている洗顔料を使うと、水分の蒸発を最小限にするからです。
肌の水分と油分のバランスで理想の数値があるのを知っていますか?
水分油分の黄金比をキープできれば美肌になり、化粧ノリもUPします。
逆に保湿が不十分で、水分量が不足すると、乾燥が原因で肌の痒み、毛穴の開き、ニキビ、小じわなど肌トラブルはたくさんあります。
日々の努力の積み重ねが報われるときは必ず来ますので、保湿ケアを頑張りましょう。
おすすめな洗顔料は、オリーブオイルやスクワラン(植物性)などの自然原料を主原料とした安全性が高いものです。
【ポイント②】たまにピーリングを行う
ピーリングとは、古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常にする「角質ケア」の一種です。
このピーリングを行うと、加齢とともに乱れやすい肌のターンオーバーが促され、古い角質を除去する効果が期待できます。
28日サイクルが理想のターンオーバーのサイクルですのですが、年齢と共に代謝がダウンして古い角質がはがれにくくなり、そのサイクルも長期化します。サイクルの正常化を目指すためにピーリングは効果的です。
もちろん頻繁にやりすぎたり、過度な使用は肌トラブルになりかねませんが、使用頻度を守れば肌の新陳代謝を促し、たるみ毛穴やくすみが改善されますのでおすすめです。
【ポイント③】美容成分の配合された美容液やクリームを取り入れる
30代になったら、少し値段はしても、保湿力の高い美容液や美容クリームを使用しましょう。
その理由は、肌の水分を保持するセラミドが加齢とともに減少しているからです。
高い保湿力だけではなく、肌に低刺激な美容オイルと美容クリームが人気ですのでお試し下さい。
セラミドの優れた機能4つをご紹介します。
①美肌効果あり
セラミドとは、人間に元々備わっている成分で、美肌に大切な水分の潤いや油分を閉じ込めて、乾燥から肌を守るのに優れた保湿成分の事です。
②保湿効果
「水分を層の間にはさみ込む」タイプの成分なので、とても強い保湿力があります。
逆に、セラミドが不足するといくら高級な基礎化粧品を塗っても蒸発してしまします。
肌の上で水分を保つ役割をするセラミドは、肌の保湿の最も大切な成分です。
③外部の刺激から守るバリア機能に優れている
バリア機能がある『細胞間脂質』の約半分がセラミドで生成されています。
紫外線など外部の刺激からしっかり守ってくれる心強い味方です。
逆に、セラミドが減少すると、バリア機能が弱くなり、刺激に弱く肌荒れの原因になり、悪化すると、アトピーになる場合もあります。
④本来は体にある成分なので肌にも優しい
もともと人体に存在する成分で、敏感肌でも刺激物と認識されにくいため、肌になじみやすいのです。
セラミドを浸透させ、バリア機能を回復させてあげれば、重い肌荒れも少しずつ治まるので、ベビーフェイスも夢ではないです。
ヒアルロン酸やコラーゲンも配合されていると相乗効果で肌がぷるんぷるんになります。
次に紫外線対策です。
シミができる原理と紫外線対策
シミが出来るのは紫外線に当たると、お肌を守るためにメラミンが生まれます。
それがシミになるというメカニズムです。
皮膚の構造は表皮、真皮で出来ていて、さらに下に皮下組織というもので構成させています。
表皮はケラチノサイト、 メラノサイトという細胞からできており、厚さが1ミリよりも薄い層が4つに分かれています。
その4つの層の一番下の基底層にある色素細胞(メラノサイト)が紫外線に強く当たり傷つくと、シミのもとであるメラニンを生成します。
まずはしみができない為に予防することが大切です。
紫外線予防にはお手軽なのが日焼け止めですね。
日傘やサンバイザー、サングラス、手袋は効果的ですがかさばるしスポーツ中には邪魔だったりします。
日焼け止めを朝塗って安心しているあなた。油断大敵ですよ。
夏の強い日差しの日や、スポーツをして汗をかいたときなど、汗をかいた部分だけでも、数時間おきに塗りなおすことが、効果を効率よく持続させるために必要です。
また、日焼け止めクリームの量が少ないと効果が半減しますので以下の正しい量を塗りましょう。
顔全体に塗るときは、500円玉硬貨ほどの大きさを伸ばさずに肌に置いて塗るのが効果抜群です。
天気に関係なく毎日塗ることがシミを防ぐのに有効です。
曇りの日も紫外線って結構でているのですよ。
シミの原因のメラニンをお肌にため込まないことがポイントです。
シミ対策におすすめの食材
おそば、レモン、グレープフルーツ、キウイフルーツ、セロリ、パセリなど
スムージ―にして飲んだりして積極的に取り入れたいですね。
栄養バランスの良い食生活
最後に、「栄養のバランスよい食事」が大切です。
美肌に効果的な栄養素は、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンというものがあります。
ビタミンCは肌に良いと知っている人も多いかもしれませんが、何を取れば摂取できるのか詳しく知って損はないので、少し詳しく調べてみました。
・ビタミンC
しみの原因であるメラニン色素の沈着を防ぎ、シミ予防に一役かいます。更に、透明感のあるお肌を維持する働きがあります。
ビタミンCを多く含む食品は、赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、イチゴ、アセロラ、パセリ、柑橘類(レモン)などがあります。
・ビタミンE
若返りの栄養素の異名もあるほど、血流を良くして、新陳代謝を活発にする効果があります。
ビタミンEを多く含む食品は、ナッツ類、うなぎ、アボガド、胚芽米、サケ、カボチャ、卵黄、など
・β-カロテン
ダイレクトに美肌に関係する効能のB-カロテン。
皮膚の代謝を高め、お肌のターンオーバーを促す作用があります。
β-カロテンを多く含む食品は、シソ、ニンジン、ホウレンソウ、ミカン、などです。
比較的安価で手に入る食材ですので、もう1品足すときには美肌によい食材だったなと思い出して取り入れてみましょう。
サプリメントも有効に活用しましょう。
先ほど食材でシミ予防や美肌に効く栄養素をご紹介しましたが、残念なことにビタミンCは、身体に長くとどまることができず、一度に大量に摂取すると尿と一緒に排出されてしまいます。
せっかく取り入れたのに悲しいですよね・・
そこで、吸収率をより良くすることが可能なものはサプリメントです。
朝昼晩など数回に分けて摂取することにより、効率よく取り入れることが出来ます。
30代女性の肌対策(予防編)
では美肌手に入れるために今すぐできる事、予防は何なのか3つご紹介します。
【30代の肌をきれいに保つ方法①】適度な運動を習慣化する
30代の肌をきれいに保つ方法の1つ目は、適度な運動の習慣化です。
勿論毎日、走ったりジムに言ったりすることが出来たらいいのですが、忙しい30代の皆さんは時間が取れないかもしれません。
そのため、簡単に家の中でもおすすめの運動が「スクワット」です。
正しいスクワット「3つのポイント」
【ポイント①】足を肩幅に開き、つま先は少し外側に向け、股関節を曲げてからゆっくりお尻を真下に落とします。
【ポイント②】呼吸を止めずに、ゆっくり膝が軽く曲がった位置まで戻します。
【ポイント③】初日から無理のないペース・回数で行い習慣づけて毎日行います。
【30代の肌をきれいに保つ方法②】良質な睡眠を取る
意外に、美肌に睡眠は関係していて、質の良い睡眠が欠かせません。
睡眠中は体と脳の休息や疲労回復を促し、成長に欠かせないホルモンや体内リズムを整えるホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンは肌の新陳代謝を活発にする働きがあります。
夜10時から2時の間はゴールデンタイムと言われていて肌によいホルモンが活発に分泌されます。
勝負は夜10時から2時の間の4時間です。
また、成長ホルモンは眠りに入ってから3時間のうちに大量に分泌されるので、質の良い睡眠をとるために夜の過ごし方を見直しましょう。
良質な睡眠を手に入れるためには、興奮して脳が活性化してしまうので、寝る1時間前はスマホを見ないようにする。
コーヒーなどカフェインを摂りすぎない。
寝る3時間前までに食事を済ませる。
つまり10時に寝る場合7時までに食事を完了させるということですね。
このようにポイントを抑えることが良質な睡眠に不可欠です。
【30代の肌をきれいに保つ方法②】入浴時のマッサージ
運動同様入浴は、血流を活発にし、肌の新陳代謝を促します。
肌の新陳代謝を促し、ターンオーバーを正常に機能させることが必要です。
リンパの流れにそったマッサージをすることでメラニンを排出します。
マッサージジェルやクリームを有効に使いましょう。
肌を直接こすらずに、適量を使い優しくマッサージします。
デコルテあたりにリンパ節があるのでそこをめがけてマッサージしましょう。
毎日15分~30分程度は湯船の中でゆっくり過ごしすと、リラックス効果もあり、体が温まりマッサージ効果も出やすくなります。
自分磨きに集中できる時間を作るのも美肌への第一歩です。
30代女性の肌の悩みと対策~まとめ~
シミやしわが気になり始める30代から肌を綺麗にするための方法・老けないための予防法をご案内してきましたが、参考になりましたか?
今までのスキンケアと生活習慣を少しずつ見直し工夫するだけで、翌日の肌の違いを実感できると思います。
保湿、紫外線対策、栄養たっぷりの食事など、今からエイジングケアを取り入れれば肌は将来しっかりと反応してくれます。
40代、50代になっても美しく自信をもっていられるよう、今のうちから美しい肌のベース作りを頑張りましょう。