夏が近づく気になるのが体臭、特に腋臭(わきが)のお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
ルックスを完璧に仕上げても、体臭がきついと台無しです…女子の身だしなみとして腋臭は是が非でもケアーしたいですね!
この記事では、腋臭(わきが)が発生するメカにメカニズムと高確率で腋臭を撃退できる皮弁法手術についてご説明致します。
Contents
腋臭(わきが)になるメカニズム
「わきが」はわきの有毛部局〔脇毛の微雨〕に位置するアポクリン腺とエックリン腺の熟成が進んだケースに悪臭が発生します。
先ずもってアポクリン腺が悪臭を発し、エックリン腺が多量のスウェットに係わります。
アポクリン腺からの分泌物である脂肪酸にスキンの常在細菌などの雑菌がミックスされ、悪臭を発します。
わきを清らかに保ちましょう。
ワキガの人は耳あかがジメジメとしていて、ホワイトのYシャツや下着、トップスを着用すると脇の部分が黄ばみ、黄褐色に色変わりしてしまうことがあります。
併せて父親、母親、兄弟、祖父、祖母などの近親者にワキガの病態が顕在化している人がいる場合は同様にワキガに罹る場合があります。
ただ、脇臭が他のワキガの人から伝染する事象はありありえません。
ワキガはあくまで、アポクリン腺の熟成が進み、汗の分泌量が大量なことに起因しているためです。
腋臭(わきが)に敏感な日本人
日本人は悪臭に過敏な人が大多数なので、体臭のコンプレックスで思い煩う人も多くいるようです。
ただ、実際は欧米人の方が体臭のキツい人は圧倒的に多くいるのです。
仏国をはじめとしたヨーロッパで香水やパフュームが普及し進化したのはそのためです。
実際には『ワキガ』でコンプレックスを抱えている人も多数いると推測されます。
腋臭(わきが)の手術をするならいつが良い?
『ワキガ』は夏季に非常に悩まされますので、可能であれば夏以外の季節に施術を行い緩和することが重要です。
病院で治療する場合、標準的な施術方法としてわきがの切開手術で悪臭の原因となるアポクリン腺の直視下摘除することが一般的です。
この手術法は学術的に皮弁法と呼ばれていますが、形成外科の領域のなかで築き上げられた手法です。
手術の成功率も高いのが特徴です。
ワキガの悪臭は80%程度、発汗量は50%程度の軽減が期待されます。
ただし、この期待値は個人差があり、効き目のない患者もいます。また悪臭も発汗も100%根絶できないのが実態です。
なぜなら悪臭や発汗を完全に除去するためには脇の上皮を総べて取り除く必要があるからです。脇の上皮を総べて切除すると腕の上げ下げに支障をきたしてしまいます。
ですから脇の皮膚の一部のみしか切除しないことは人間の体の仕組み上、しかたのないことなのです。
ただ、ひどいワキガでお苦慮している方は例え70~80%改善しただけでも、そこまで改善できれば大きな収穫となります。
残りの20~30%は日頃の手入れをシッカリと実施すれば、それほど悩むほどのニオイは残らないと想定されます。
これまでに病院で脇の皮弁法を施術さられて満足のいく結果を手に入れられなかった患者方の再オペレーションも数多く行われました。
腋臭(わきが)の手術は健康保険適用されるの?
わきがの手術は健康保険が適応されます。
健康保険は「異臭著しく他人の就労、就学、あるいは日常に差し支えあることが瞭然たる場合であって、客体的に診療を実施するべき必要不可欠であると判断されるケースは供給して問題ない。
軽い悪臭の場合は供給対象外」と定められています。
したがいまして多汗症だけで腋臭を伴わない場合は健康保険の適用範囲外、つまり全額自費治療になりってしまいます。
腋臭(わきが)手術にはいくら必要なの?
保険適用の場合、皮弁法手術当日の施術料は30%負担の場合で約30,000円~40,000円、その他種々の費用として、施術前の検査料、投薬料、注射・点滴料、施術管理費用、麻酔科医の費用等が10,000~20,000円程度必要になります。
おおよそ合計40,000円から60,000円程度の費用となります。
日帰りで手術を実施している病院もありますが、ワキガの皮弁法手術は、経過観察が必要となることより入院を原則としている病院が多数派の状況です。入院期間は3日~5日程度が多いようです。
保険適用のベッドでの入院の場合は、1日5,000円程度の費用が必要となりますので、15,000円~25,000円の費用が必要となります。
腋臭(わきが)手術を実施する病院選びのポイント
わきがの皮弁法手術は大量の局所麻酔剤を使って施術されるケースが多いので、熟練した麻酔科医による安全保障が至って重要になります。
なので、ワキガの皮弁法手術を実施する病院を選択する場合には、麻酔科医が常時在籍すること、そして麻酔科医がシッカリと安全管理する体制が確立されていることを確認することをお勧めします。
腋臭(わきが)手術の流れ
一般的なの腋臭症の皮弁法手術の実施手順ですが、初回の診断時に症状の程度の確認とと施術前検査を実施し、施術実施候補日を設定します。
腋臭症の皮弁法手術実施当日は1名または2名の執刀医で片側ずつまたは両側同時進行で施術を実施します。
施術時間は1時間程度で終了します。
腋臭症の皮弁法手術を実施した後、腋臭症の皮弁法手術実施の翌日から、術後の経過観察を行います。
外出血はしていないか?執刀部の傷の皮膚はシッカリと再生しているか?感染症はないか?などを確認します。
手術後の経過に問題なければ3日程度で退院となります。
その後、特段の問題なければ次の来院は退院1週間後です。
それ以後は、自分自身でご自宅にて手当てを行っていただきます。
腋臭症の皮弁法手術を実施から3日後から患部にシャワーをかけて洗って問題ありません。
退院1週後に来院、退院2週後に来院。
可能であれば、手術後3ヶ月程度を目安に患部のレーザー治療を月に2回程度実施すると傷跡の回復もよく、目立たなくなるようです。
経過観察は、腋臭症の皮弁法手術を実施してから6ヶ月程度継続します。
腋臭症の皮弁法手術を実施すると腋毛が少なくなってしまいます。
腋臭症の皮弁法手術を実施した後6か月から12か月くらい経過してから医療用レーザー脱毛を実施すると、簡単に脱毛することができ腋毛のケアーも必要なくなります。
さらに、腋臭症による悪臭や発汗もなおいっそう少なくなります。
腋臭(わきが)手術に関するQ&A
Q:腋臭症による悪臭がぶり返してしまうことはあるのでしょうか ?
A:ぶり返すと言いあらわすのは不適当と考えるのですが、矢張りどの腋臭症の皮弁法手術の際に、アポクリン腺をシッカリと除去できたかということが重要です。
すでにこの記事でご説明いたしました通り、に腋臭症の皮弁法手術によりアポクリン腺の組織を100%完全に除去できるわけではありませんので、少しは取り残してしまいます。
その部分的に残り続けてしまうアポクリン腺の組織が腋臭症の皮弁法手術後、一定時間置いたあるタイミングより活性化しパワーアップしてしまうという事象が医学書で報告されていたようですが、それでも腋臭症の皮弁法手術前の状態と比較すると、症状は微々たるものです。
まとめ
手術後に腋臭症の悪臭が残ってしまった場合は、脇にぬる制汗・デオドラントクリームが数多く発売されています。
ちなみに、私が愛用しているデオドラント製品はデオシークです。
制汗・デオドラントクリームもかなり効果のあるアイテムですので、ご利用を検討することをお勧めします。
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